天なびコラム
第2673話
2008年02月21日
梅の名所
梅の名所は全国に多くありますが、全国各地の天満宮もそうですね。
その訳は、祀られている、学問の神様として有名な菅原道真(天神さんともいわれています)が梅を愛していたということからきています。
道真の有名な和歌では、「東風(こち)吹かば においおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と詠んでいます。
平安時代、右大臣までになった詩人でしたが、ある事件で大宰府に左遷されてしまいました。その時、彼の愛した庭の梅の花に別れを惜しんた歌とされています。
さて今年は、寒い日が続いていることもあって、少し遅めに開花している所もあるようです。
受験する人は、祈願にいかれた人もいるかもしれませんね。見頃を迎えるころには、桜咲く、ならぬ、”梅”咲く、になればよいですね!
執筆者:亜実