天なびコラム
第2675話
2008年02月23日
気象レーダーくん
降水の実況を見るのにとても便利なものがあります。気象レーダーです。
テレビやインターネットでお馴染みのこのレーダーは、アンテナから電波を発射して雨や雪を観測するものです。
ではどうやって観測しているのかというと、発射した電波が雨粒や雪粒に当たって戻ってくるまでの時間から距離を測り、戻ってきた電波の強さから雨や雪の強さを観測しています。
またレーダーの電波は直進するため、地球が球体なので遠くに行けば行くほど電波の高度が高くなってしまい、高度の低い雨や雪が観測できなくなってしまいます。
そのため複数のレーダーを設置することで日本全土をカバーしています。
ちなみに一機のレーダーが観測できる範囲は約300km(球面上)なので、日本にはおおよそその範囲内でレーダーが20機(気象庁)設置されています。
ピコン、ピコン、ピコン(勝手なイメージの音)
気象レーダーくん、いつもいつもお世話になっております。
今日も兄弟(20人)仲良くがんばってください。
執筆者:鷹