天なびコラム
第2677話
2008年02月25日
風に向かって
前回と同様に飛行機の話題になりますが、飛行機は向かい風の中を離陸したり、着陸したりするのが安全です。
各地の空港では基本的にはその土地の年間最多風向の方向に滑走路が作られています。ということは、滑走路を見れば、その土地の1年間によく吹く風向きがわかるとも言えます。
さて、滑走路がどちら方向を向いているかは地図を見ればすぐにわかると思いますが、地図を見ずに飛行機に乗り込んだ場合、どちら向きに出発するのかと気になるものです。
飛行機が地上走行をしている時に、いろんな看板が見えますが、「06/24」や「14/32」といった数字の書いた標識を見たことありますでしょうか?
これはその空港の滑走路走向を方位角で示したものであり、「06/24」というのは北から時計回りに60度と240度の方向に滑走路が走っていますよという意味になります。つまり北東から南西に向かって延びていますということです。それでは「14/32」はどうでしょうか?北から140度と320度なので南東〜北西方向ということですね。
全国の滑走路はどのようになっているのか個人的に興味のあるところですが、皆さんの地域ではどのようになっていますか?
執筆者:のっち