天なびコラム
第2689話
2008年03月08日
黄砂の季節
まだまだ朝晩は冷え込みますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、3月に入って黄砂の飛来が始まっています。黄砂の飛来とは、中国からモンゴルにかけての砂漠地帯(ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠)から強風によって舞い上がった砂が、上空を旅して日本に舞い降りてくるものです。
黄砂は3月〜4月に観測されることが多く、空が黄色っぽくなるため視界が悪くなります。春先に山がぼやけて見えるなぁっと思った時は、黄砂かな?っと疑ってみましょう(たまに花粉のこともあるようですが・・・)。
黄砂の飛来量は、砂漠域での風の強さや日本までの上空の風の流れが関わってくる他、砂漠域が雪などによって覆われているかどうかも関係しているようです。
その黄砂の飛来量ですが、今年から3日先までの予測量を気象庁のホームページで見れるようになっています。以前より精度も良くなってきているということですが、動画で見ることもでき、レーダー雨雲画像を見ているような感じです。
黄砂量の多い予想のときは外に出たくない気分になってしまいますね。春の洗濯は黄砂に花粉に天敵がいっぱいです。
執筆者:のっち