天なびコラム

第2715話

2008年04月03日

れんげ

今週はじめは全国的に寒い日があり、日本海側では雪の降った所もありました。
さて、春の花といえば「桜」を連想する人が多いと思いますが、その他にもたくさんの花が咲きます。そのひとつに「れんげ」があります。紅紫色の小さな花を咲かせます。稲を収穫したあとの水田に作るためこの時期になると「れんげ」でいっぱいとなる水田が多くなります。「れんげ」は水田の肥料や家畜の飼料として用いられますが、花には蜜があり、多くのミツバチが集まるため、収穫された蜜は蜂蜜として皆さんも口にすることが多いと思います。また、葉や茎、種子には利尿作用や解熱作用があるため、薬としても利用されています。薬草として利用されることは知らない人が多いのではないでしょうか。
暖かくなったこの時期、晴れた午後にはれんげ畑でのんびりと昼寝でもしたいものですね。

執筆者:ひろ