天なびコラム
第2719話
2008年04月07日
春眠暁覚えず
「春の夜は眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう」という意味です。
まだ肌寒い日はありますが、春を感じるようになってきました。仕事中や電車・バスの中など、ついついウトウト・・・。しかしなんでこんなに眠気に襲われるのか・・・あぁ！春だからだ！
さて、最初に示した中国の詩にもあるように、春になると眠くなったり、疲れやすくなりますがなぜでしょうか？それはまだ科学的に解明はされてないのですが、
①寒い冬の間、体温の放出を防ぐためエネルギーを使っていたものが、春になり暖かくなるとエネルギーは不要となり、リラックスした状態になるため
②日照時間が長くなり、眠気を誘う脳内物質の分泌が活発になるため
③暖かくなると新陳代謝が活発になり、そのときに必要な「ビタミン」がたくさん消費され不足するため(ビタミン不足は疲れやすい、だるいなどの症状が起こる)
などの原因が考えられるそうです。何が1番の原因か明確ではありませんが、春の眠気が気のせいや、気持ちの緩みでないのは確かなようです。
私達の身体は、とてもデリケートですね。眠い時は思いっきり寝るのが一番ですが、仕事中はそうもいかないのが辛いところです。
執筆者：けん