天なびコラム

第2725話

2008年04月13日

日照豆知識

4月も半ば。太陽高度も徐々に高くなって、陽射しもだんだん強くなってきています。

さて、陽射しを測定する代表的なものに、アメダスで使用されている日照計の他、直達日射計や全天日射計というものがあります。

直達日射計というのは、太陽から直接来る光のみを測定するもので、太陽が動くにつれて測器も太陽の方を向くように角度を変えます。
全天日射計というのは、太陽からの直接光の他、大気中から散乱されてくる光も測定するもので、あらゆる方向の光を探知できる仕組みになっています。
両方とも、日射量(W/m^2)を測定するもので、雲のない空の下では、お昼頃に1000W/m^2ぐらいの量になります。

日照計の単位は時間となっていて、1時間のうちずっと陽射しがあれば1、30分だけなら0.5、なければ0となります。その陽射しの「ある」「なし」の境目は日射量でいうところの、120W/m^2となっています。120W/m^2というと、影ができるかできないかの境目ぐらいということです。

もうすぐGWですが、アウトドアには適度な日光対策をお心がけ下さい。


執筆者:のっち