天なびコラム

第2727話

2008年04月15日

三大桜

4月も半ばになり東北地方からも桜の便りが届いています。みなさんのところではいかがでしょうか。
ところで、日本三大桜というものをご存知ですか?正解は、福島県の「三春滝桜」、山梨県の「神代桜」、岐阜県の「淡墨桜」です。
「三春滝桜」は紅枝垂桜で、樹齢は1000年以上です。小さな花を無数に咲かせ満開時にはその様子が滝が流れ落ちるように見えることから、滝桜と呼ばれています。
「神代桜」は彼岸桜の一種エドヒガンザクラで、樹齢は2000年を超え、日本最古の桜ともいわれています。日本武尊が東征の帰り、記念にこの桜を手植えしたという伝承から、神代桜と呼ばれています。
「淡墨桜」も彼岸桜で樹齢は1500年くらいと推定されています。満開の頃になると花びらが次第に薄墨色になっていくことから、淡墨桜と呼ばれています。
いずれも、大正11年に国の天然記念物に指定されおり、「三春滝桜」はこれから楽しめます。
西日本や東日本では花見のピークも過ぎましたが、まだまだ桜の咲いている所はあります。天ナビの桜だよりをチェックしてお出かけ下さい。

執筆者:ひろ