天なびコラム

第2732話

2008年04月20日

かすみ

春の暖かさにつられて、外へお出かけする方も多いと思います。
春は紫外線も強くなってきますので、お出かけの際には、日焼け対策も忘れずにしましょう。

さて、春の空は白っぽく、濁って見えることが多いですよね。
なんだか、空が白いベールをまとったようにも見えます。
この、空がもやもやとして、はっきり見えない状態が「霞(かすみ)」です。

春になると太陽の光が次第に強くなり、地面の温度が高くなってきます。
そうすると対流が起こって、空気中にちりやごみなどの様々な細かい粒子が浮かんでいるので、空がかすんで見えるそうです。

また、夜空もかすんで見えることがありますが、霞とは呼びません。
夜の場合は、「朧(おぼろ)」と呼ぶそうですよ。
皆さんも子どもの頃、「なのは〜な ばたけ〜に い〜り〜ひうすれ〜♪」と歌った記憶がありませんか?
この歌のタイトルは「朧月夜」でしたね。

今日は満月です。今夜はおぼろ月夜となるのでしょうか・・・。

執筆者:ふみ