天なびコラム

第2742話

2008年04月30日

水菜

先月の話なのですが、父が家庭菜園で作っている、水菜が収穫されました。
それが、まあ虫食いだらけで見栄えがよくありません。
大きさも小さく、食べるとやや筋張っていました。
スーパーで売っている水菜はすごく綺麗でみずみずしいのに、それに比べて相等見劣るしろものでした。

でも、こんな水菜でも唯一自慢があります。
それは、農薬を一切使っていないということです。
昨今、食の安全性について色々問題になっていますが、本当に美味しいものとは、形や見栄え、味や安さ・手軽さだけでなく、安心して食べられるという条件も満たしていないと、美味しいものとは言えなくなっていますよね。
当たり前といえば当たり前の話なのですが…

はりはり鍋(鯨と水菜のしょうゆベースの鍋)でいただいたのですが、父の水菜は普通よりたくさん噛まないと飲み込むことができなくて、歯の間にもちょっと挟まりました。
でもでも、その日の夕食は、何だか贅沢な食事のように感じましたよ。ご馳走様でした!

執筆者:やす