天なびコラム

第2758話

2008年05月16日

先日伊豆に行ってきました。
山の中を車で走ったのですが、気温が低くて、さらに濃い霧もかかっていて運転するのが怖かったです。
天気のいい日は富士山まで見えるらしいのですが‥。
ずっとノロノロと走っていたので、予想以上に時間がかかってしまいました。
そういえば箱根のあたりは霧のイメージがありますね。

この霧、他にも靄(もや)や霞(かすみ)など似たような言葉がありますが、違いをご存知ですか。
霧は微小な水滴によって、見通せる距離が1km未満の状態で、靄(もや)は1km以上10km未満の状態のことをいいます。
霞は気象用語ではないのですが、空気中に広がった微小な水滴やちりなどが原因で、空や遠景がぼんやりと見える現象です。
季語で言うと霧は秋の季語、霞は春の季語になります。そして春の夜は霞ではなく朧(おぼろ)と呼んでいます。
日本語は奥が深いですね。
皆さんも霧が発生している日は、車の運転に気をつけてくださいね。

執筆者:しま