天なびコラム

第2771話

2008年05月29日

台風進路予報の改善

先日、気象庁から5月21日以降に発生する台風に対して、台風進路予報における予報円を小さくするとの発表がありました。

台風の予報円は予報の誤差を考慮して、台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示しています。

近年、予報技術の改善などにより台風進路予報の精度が向上していることから、予報円の半径をこれまでと比べて約15%、特に北西方向に進む場合には約20%小さくすることが可能となりました。

これによって今まで以上に台風の進む方向が限定されるため、事前の防災活動が行いやすくなります。
秋にかけて次第に台風が日本に近づきやすくなりますので、台風進路予報を有効に使っていきたいですね。
台風発生時は進路予報図のチェックをお忘れなく。

執筆者:鷹