天なびコラム

第2772話

2008年05月30日

空と目標の位置関係

しばらくお休みしていた早朝ジョギングを、最近再び始めてみました。

さすがに身体が鈍っているらしく、後半は思い通りに脚が前に進んでくれませんし、息もバテバテ。。。

確か以前も始めた時はこんな感じでした。最初は3km程度しか走れなかったのが、10km走ってもまだ平気なぐらいまでいつの間にやら慣れていった気がします。

体力的な技術的な身体の慣れを妨げるのは、いつも自らの精神です。

目標までの道のりが終盤を迎えようとすればするほど、自らの心はギブアップを勧める声を掛けてきます。

その甘い声を打破するために必要なのは、さらに高い目標。

いま目前に迫っている目標の先には、まだまだ目指そうとしている高い目標があるんだよ。って自分に言い聞かせていると、さっきまでギブアップを勧めてきた心の声は、じゃあまた後で、…といつの間にか消え去っています。

当然、その時に目指した高い目標すら達成しそうになると、また心の甘い声は自らに呼び掛けてきます。でも、その都度、さらに高い目標を新たに目指していけば、心の甘い声はいつまでも呼び掛ける機会を失うでしょう。

私が好きな人の好きな言葉に「望みは空より高くあれ」とあります。

「空」がもうすでに見えて目前に迫る目標であるならば、「空より高いもの」はまだ見えぬ目指すべき高い目標。

この気持ちを持ち続けていることが、甘えようとする心に耐えて、いつまでも、どれだけでも、自らを成長させてくれるのかもしれません。


執筆者:そら