天なびコラム

第2785話

2008年06月12日

今年の測候所は・・・

先日、気象庁から今年10月に無人化(機械化)される測候所の名前が発表されました。寿都、留萌(北海道)、小名浜(福島)、富士山(静岡)、西郷(島根)、米子(鳥取)、室戸岬(高知)、屋久島、沖永良部(鹿児島県)、与那国島(沖縄)の10ヶ所です。測候所とは各都道府県にある地方気象台の下にあるもので、以前は96ヶ所あったようです。

自動で観測できる高度な機器が揃ってきたのと人員削減のためということで、残りの測候所(18ヶ所)も平成22年度までに無人化されるということです。つまり、アメダス地点のような自動観測データ送信になるわけですね。

基本的に都市部からは離れたところにある測候所ですが、職員の方々は測候所勤務がなくなることを残念がっている人もいることでしょう。私の知人は、むかし「富士山で働きたい」と言っていましたが、残念ながら・・・という感じのようです。

人によれば各地に職員がいないことで問題も生じるのではと考えられるようですが、自動の機械が人と同等以上の力を発揮してくれることを私は期待したいと思います。


執筆者:のっち