天なびコラム

第2791話

2008年06月18日

ジューンブライド

「6月に結婚すると、幸せになれる」という意味の「ジューンブライド」。これは英語の6月ジューン(June)が、ギリシャ神話の結婚・出産を司る神、ジュノー(Juno)に由来していることによります。このジュノーが守り神である6月に結婚すると、女神がふたりの幸せを一生約束してくれる、という訳です。

実際に、アメリカなどでは6月に結婚する人が多いそうです。ところが日本では11月に結婚する人が最も多くなっており、6月は6番目と多い月ではありません。日本の6月は梅雨の時期にあたることから、避けられているのでしょうか。逆に欧米諸国の6月は1年で最も気候の良い季節です。

近年では結婚式の形式も一昔前の画一的なものではなく、遊園地や水族館、屋外で行うガーデンウエディングなど様々なものになってきているようです。屋外で挙げるとなると、なおさら梅雨の時期は避けられそうですね。

結婚式を挙げる時期は、ジューンブライドにこだわるよりも、気候の良い時に、という条件の方が重要となるようです。

執筆者:けん