天なびコラム

第2802話

2008年06月29日

食中毒

梅雨真っ只中!ジトッとする暑さで何だか気がめいります。
だからといって雨が降らないと、飲み水や農作物が大変なことになりますし、痛し痒しな季節ですね。
そんな今日この頃、注意しなくてはならないのが食中毒です。
近年は衛生管理技術が進み、発生件数は減少傾向のようですが、時には一斉に感染する可能性もありますので、充分に注意したい所です。

たいていの菌は、高温の環境下では死んでしまうんですって!
ちょっと古くなった生ものは、火を通す方が良いでしょう。
でも中には、火を通しても食中毒になるケースがあるようです。
それは、黄色ブドウ球菌が増殖する時、エンテロトキシンという毒素を発生させるのです。
黄色ブドウ球菌自体は、高熱の環境下で殺菌されるのですが、一度発生した毒素は火を通してもなかなか無害にはなりません。
また、ウェルシュ菌というのがいます。
この菌は、特殊な芽胞を持って煮炊きをを1時間以上しても、完全に死滅しないという恐ろしい菌です。。
こんな菌がいるなんて、本当に怖いですよね。
その他、ノロウィルス、カンピロバクター、サルモネラ菌や病原性大腸菌O-157など、怖い菌やウイルスがたくさんあります。
衛生管理はもとより、体調がおかしいなと思ったら、自分で薬を飲まないで病院に行くのが一番のようですよ。

「ちょっと古いけど、え〜い食べちゃえ!」って時々やってしまいます。
卑しい心を自己反省致します。略してジッハーンです。

執筆者:やす