天なびコラム
第2850話
2008年08月16日
京都五山の送り火
夏の京都の風物詩。今日は京都五山の送り火です。
東山如意ケ嶽や金閣寺大北山(大文字山)の「大」の字に灯される送り火が有名ですが、他に、松ヶ崎西山(万灯籠山)の「妙」東山(大黒天山)の「法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があります。
「送り火」の名の通り、お盆が過ぎてご先祖様(精霊)を再び冥府(冥土)にお送りするための火だそうです。
京都では五山の送り火が過ぎると、暑さのピークも超え秋の気配が徐々に感じられるようになるなんて言われているそうですよ。
五山の送り火!今夜のお出かけに如何でしょう。
(京都から遠方の方は来年の夏休みに如何でしょう。)
行くなら、やっぱり浴衣姿が良いですよね。
団扇なんかをパタパタパタと持ちまして…風情があっていいですよね。
そして京都といえば、何と言っても今が旬の鱧(はも)。
この鱧(はも)の湯引きを冷酒なんかでいただきながら、送り火を眺めるなんて最高ですよね。
結局は食い気の方が先にたつ私です。
あっ…すいません。
御先祖様に、手を合わせる気持ちを忘れてはいけませんでした。
お盆も自己反省いたします。略してボンジッハーン。
執筆者:やす