天なびコラム
第2851話
2008年08月17日
突然の雨
屋外のイベントに行った時、さっきまで晴れていたのに、急に暗い雲に覆われたと思ったら、突然大雨に降られて、ずぶ濡れになったという経験はないでしょうか。
狭い地域に、短時間で激しく降る雨を「集中豪雨」と言いますが、この現象はとても厄介者です。
一つ一つの雨雲がとても小さいため、何日も前から予報するのが難しく、雨の降り方には、常に注意しておく必要があります。今ここで大雨が降っていても、隣の街では晴れているということも、よくあります。
非常に狭い範囲で起こる現象なのですが、局地的な浸水、土砂災害など人の命にかかわる重大な災害を引き起こすケースもありますので、無視は出来ません。
前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込む事に加え、日射による温度上昇が加わると、上昇気流が激しくなり、急激に雨雲が発達します。わずか10分〜20分程度の間に、活発な雷雲が出現するというケースもあります。
急に風が強くなって来たなと思ったら、空を見上げて、雨雲に警戒して下さい。
この時期の外出は「天気の急変があるかもしれない」と頭に入れておく必要がありますね。
執筆者:けん