天なびコラム

第2875話

2008年09月10日

お見舞い

「お見舞い」とは、本来誰かを訪問することを指していましたが、現在の日本では一般的に事故や災難などによる怪我を負った人や病人のもとを訪れ、慰める行為をさします。

緊急で入院しなくてはいけなくなった時、本人は非常に慌てます。仕事や家庭は大丈夫か?、入院のために必要となる着替えなどの用意はどうするか?

そのような状況である病気の人を見舞う時に大事なことは、相手のことを考えること。自分の気持ちを伝えるのではなく、相手の気持ちや家族の事を思いやるのが一番大事だと思います。

お見舞い品は何を持っていくか悩みますが、本人の気持ちになって、あまり邪魔にならないもの、パジャマなど実用的なもの、また細かい事ですが絵柄なども可愛い、前向きな気持ちとなるものが良いでしょう。

近年病院では、治療法として、薬に頼るのではなく、楽しい雰囲気を作り出すことで、自然治癒力を向上させて治す、という点が注目されています。

ということから、病人である本人にお見舞いに行って明るい話をしてあげることは、本人の自然治癒力を向上させ、より早く退院することにもつながります。

仮に寝ていたりして会えなくても、ナースステーションに預けることで、本人に伝わります。

お見舞いに行くか迷った時は、是非行ってあげたらよいでしょう。

執筆者:けん