天なびコラム

第2888話

2008年09月23日

おはぎ

今日は秋分の日です。太陽が真東から昇り、真西に沈む頃で、これから冬に向かって太陽の高度は日に日に低くなっていきます。
また、今日はお彼岸のお墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。

お彼岸のお供えといえば、おはぎ。
実は、おはぎとぼたもちは同じ食べ物なのですが、春はぼたもち、秋はおはぎと呼び分けています。

小豆の粒をその季節に咲く花に見立てて、牡丹の花が咲く春はぼたもち、萩の花が咲く秋はおはぎと名づけられたそうですよ。
ちなみに漢字では、ぼたもちは「牡丹餅」、おはぎは「御萩」と書きます。

ところで、春と秋には特別の呼び名があるけれど、その他の季節はどうしているのでしょうか?
今では使われる機会が少ないですが、夏は夜船、冬は北窓という呼び名がそれぞれあるそうです。

皆さんはどんなおはぎがお好みでしょうか?
つぶあん、こしあん、ごま、きなこ、くるみ・・・などなど、考えていると食べたくなってきます。
今日は、お供え用はもちろん、自分用にもおはぎを用意して、秋空の下食べるのもいいですね。

執筆者:ふみ