天なびコラム
第3849話
2011年05月12日
雹(ひょう)の季節
5月も中旬になりましたが、今週は西〜東日本では曇や雨が続き梅雨のような天気になったところが多かったのではないでしょうか。
さて、5月から6月にかけて雹の降りやすい季節ということをご存じでしょうか?雹は空から降ってくる氷の粒で直径5mm以上のものを指しますが、夏には気温が高く落下途中に解けてしまい、大粒の雨となって降ってきます。冬には雹を降らせるような発達した積乱雲が発生しにくいため、春や秋が雹の季節になります。
1971年に現在の埼玉県熊谷市で重さ約3.4kgの雹が降ったと記録があります。こんな雹が降ってくればひとたまりもありませんね。
気象情報で「上空に寒気が・・・」という言葉を聞くと雹をもたらすような積乱雲の発生の可能性があります。こんなときは雹に要注意です。
執筆者:ひろ