天なびコラム
第3851話
2011年05月14日
食中毒
そろそろ6月!梅雨を思わせるようなジトッと汗ばむ日もあります。
だからといってこの時期に雨が降らないと、飲み水や農作物が大変なことになりますし、痛し痒しな季節ですね。
そんな今日この頃、注意しなくてはならないのが食中毒です。
近年は衛生管理技術が進み、発生件数自体は減少傾向のようですが、時には猛威を振るう場合もありますので、充分に注意したい所です。
たいていの菌は、高温の環境下では死んでしまうんですって!
ちょっと古くなったものは、火を通す方が良いでしょう。
でも中には、火を通しても食中毒になるケースがあるようです。
それは、黄色ブドウ球菌が増殖する時、エンテロトキシンという毒素を発生させるのです。
黄色ブドウ球菌自体は、高熱の環境下で殺菌されるのですが、一度発生した毒素は火を通してもなかなか無害にはなりません。
また、ウェルシュ菌というのがいます。
この菌は、特殊な芽胞を持って煮炊きを1時間以上しても、完全に死滅しないという恐ろしい菌です。。
こんな菌がいるなんて、本当に怖いですよね。
その他、ノロウィルス、カンピロバクター、サルモネラ菌や病原性大腸菌O-157、O-111など、怖い菌やウイルスがたくさんあります。
衛生管理はもとより、体調がおかしいと思ったら、自分で薬を飲まないで病院に行くのが一番です。
執筆者:やす