天なびコラム

第3869話

2011年06月01日

進歩

今日は気象記念日です。
1875年(明治8年)の6月1日に、日本初の気象台である東京気象台(現在の気象庁)で、気象と地震の観測が開始されたことから制定されました。
気象観測が開始されてから、今年で136年。今では様々な観測が行われています。

地上の観測では全国にアメダスを設置し、その数は約1300カ所となります。
ゴム気球に無線観測器を吊るして、上空の気圧や気温、湿度、風向・風速なども観測しています。
他にも電波を使ったレーダー観測(雨雲レーダー)や、ドップラー効果を利用したウィンドプロファイラ観測というものもあります。
また、宇宙からも観測を行い、気象衛星ひまわりが活躍しています。

このように気象観測が開始されてから、観測の技術はどんどん進歩しています。
観測技術の向上は、予報精度の向上にも繋がります。
未来に向け、気象情報がさらに皆さんの生活に役立てればと思います。

執筆者:鷹