天なびコラム
第3898話
2011年06月30日
暑さ対策
暑い日が続きますね。例年であれば、お店に入れば寒いくらい冷房がきいていましたが、今年は比較的空調を控えめにしているお店が多いようです。
みなさんも、ご家庭や勤務先で節電に協力されているという方は多いのではないかと思います。電気の使用は控えめに、でも厳しい暑さの中少しでも涼しく過ごしたいところ。
昔まだエアコンがなかった頃は、どのようにして夏の暑さを凌いでいたのでしょうか?
夕方になると打ち水がよく行われていたようです。
家の周りのアスファルトやコンクリート部分に水を撒くと、水が蒸発する際に空気中の熱を下げる効果があります。
ただし昼に行うと湿度が上がり逆効果になってしまいますので、夕方頃に行うのがおすすめです。お風呂の残り湯を利用すれば、水資源にもやさしいですね。
コツは水溜りができるほど撒かないこと。またご近所同士地域で行うと、さらに効果が期待できるようですよ。
すだれやブラインドなどで窓からの日射を遮ることも、室温を下げる高い効果があります。
アサガオやゴーヤなど蔓植物で作った緑のカーテンであれば、植物の蒸散作用による温度低下も期待できて、さらに家の周りを涼しくしてくれそうです。
夜になり気温が下がってくれば、窓をあけて外からの空気を通してあげたり、寝苦しい日は寝ござや竹シーツ、氷枕なども良さそうです。
他にも、水に足を浸したり、首や足の付け根などを冷やすのも良いですよ。
昔からの夏の習慣が見直されています。一年中空調によって整えられた快適な生活に、少し慣れすぎていたのかもしれません。
とはいえ無理をしすぎて体を壊さないよう、体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいね。
執筆者:しま