天なびコラム
第3903話
2011年07月05日
伝えていくこと
毎日蒸し暑くて、扇風機やうちわが手放せませんね。夏本番になったらどれだけ暑くなってしまうのか心配です。
さて、7月に入り震災からもうすぐ4ヶ月が経ちます。三陸の被災地では、津波の影響や気温の上昇でいわゆる「震災ハエ」が増えているようで、衛生面にも更に気をつけなければいけなくなってきました。
そんな中で、被害が大きかった女川町では、津波の被害を受けた建物をメモリアル施設にしようという動きが出ているそうです。女川町は宮城県太平洋側の漁業が盛んな町なのですが、津波によってとても大きな被害を受けた町です。鉄骨で造られた3階建ての建物さえも横にひっくり返り、他はがれきの山になっていました。
被災者にとっては、被害を受けた建物を残す事は辛い事だと思いますし、あまり見たくないものになると思います。ただ、今回の震災を忘れないためにも、これからの防災の為にも、実際の被害を残して沢山の人達に伝えていく事は大切な事かもしれません。
執筆者:味噌