天なびコラム

第4648話

2013年07月19日

クールベジ

真夏の暑さで火照った体を冷ます働きのある野菜のことを「クールベジ」と呼ぶそうです。「クールベジタブル」の略だそうで、クールベジには体温を下げるのに役立つ水分やカリウムが多く含まれています。

そして、キュウリ、ナス、オクラ、トマト、ゴーヤなど夏野菜の多くはクールベジに該当するそうです。他にも、シシトウ、ズッキーニ、トウモロコシ、ピーマン、レタスなどがあります。5月のコラムで書きましたアボカドもクールベジに含まれます。

暑い季節にクールベジが多いということは何だか面白いなと思いました。逆に寒い季節にはダイコンやハクサイ、柑橘類など、ビタミンが豊富で風邪に効く野菜や果物が多くなります。人類は長い進化の過程で環境に耐えるための食べ物を自然と選んできたのだと思います。季節に合った野菜や果物を食べることの大切さを改めて感じました。

梅雨明け以降、多くの地域で猛暑が続いています。日中では気温と体温がほとんど変わらず、息をしているだけでばててしまいそうです。ですがこの暑さに負けるわけにはいきません。クールベジをたくさん取って暑さを乗り切りましょうね!


執筆者:熊