天なびコラム

第4652話

2013年07月23日

まちなか避暑地

今年の夏も、各地で「クールシェア」や「まちなか避暑地」という取り組みが行われています。
これらの取り組みは、東日本大震災の節電意識から始まったもので、夏の暑い時間帯に家で冷房をつけて1人で過ごすのではなく、公共施設や商業施設などで涼しい空間をみんなで共有しようというものです。

利用者にとっては、涼しい場所で過ごせるだけでなく、家庭の電気を節約することができます。
また、空間の提供者にとっても、公共施設では施設の利用促進、商業施設では来店者の増加が見込めます。
それだけでなく、人が集まることでコミュニケーションが生まれ、地域のふれあいの場所を生み出す効果を期待されています。

実例として、北九州市では昨年に引き続き、今年の7/1〜9/30の間まちなか避暑地に取り組んでいるようです。
210の店舗、240の公共施設(6/25現在)が避暑地として参加し、期間中の13〜17時に店舗や施設で「まちひしょカード」を提示すると特典が受けられるそうです。
特典の一例として、飲食店で割引を受けられたりドリンクサービスがあったりします。

私が住んでいる近くにもこのような取り組みがあれば、暑い夏の昼でも外出する機会が増えるのになあとうらやましくなりました。


執筆者:おた