天なびコラム
第4659話
2013年07月30日
自然の冷却効果
東海地方までドライブに行き、大自然の中で寝泊りしてきました。
日中は気温が30℃を超え、非常に暑い一日になりました。しかし、明け方になって道路の気温を見ると、なんと18℃!!
この日、周辺市街地で同時刻のアメダスは23℃程だったため、5℃も気温差がありました。
この気温差は市街地と郊外の環境の違いによって生じています
。郊外では土が含んでいる水を蒸発させ、気温の上昇をやわらげます。夜になると、地表面の熱が宇宙空間に放出され、地上付近の気温が下がります。
一方で市街地はコンクリートとアスファルトに囲まれているため、蒸発する水分が少なくなっています。この環境にエアコン、自動車などの排熱が加わり、夜でも気温が下がりにくくなります。(ヒートアイランド)
今回のドライブは、自然の持っている冷却効果を体験する貴重な旅になりました。
執筆者:とも