天なびコラム
第4669話
2013年08月09日
天の川
水辺に浮かぶ青い光を見て、暑さが少しだけ川の流れとともに消えていった気がしました。
先日、「京の七夕」堀川会場に行ってきました。
堀川遊歩道では、竹を使用したアーチとLEDで再現する「光の天の川」、天の川プロジェクトのLEDを光源とする光の球「いのり星」、幾重にも色が重なり表現される京友禅の華やかさが水面に浮かび上がる「光の友禅流し」などといった幻想的な光の演出がありました。
「いのり星」は、瞬く星にみたてて、LEDを光源とした8.5cmの光の球を川へと流します。
水に着水すると点灯する仕組みのようで、流れによって点滅したり、たくさんの光の球が本当に天の川のように見えたりしました。
天の川プロジェクトは、2009年の大阪で開催されたイベントから始まり、日本全国だけでなく海外でも活動されているプロジェクトです。
「土地に恵みを与え続けてきた水の流れがもたらす“えにし(縁)”をひもとき、そこに沢山の人が想いをはせる機会を創り出そう」というコンセプトだそうです。
今年5月には「東京ホタル」が行われました。秋には富山でも行われるとか。
一夜限りの天の川に、どんな願いを込めますか。
※「京の七夕」は8月12日(月)まで。点灯時間は午後7時〜午後9時。
堀川会場と鴨川会場の2会場で開催されています。
http://www.kyoto-tanabata.jp/
執筆者:さくら