天なびコラム
第4672話
2013年08月12日
蚊は気象予報士?
夏の夕方頃になると、小さい虫が集団を作って頭の上に飛んでくることがありますよね。
この虫達のことを私勝手に頭虫と呼んでいましたが、実は違うようです(当たり前ですが)。
この虫の正体はアカイエカ、コガタアカイエカ、ユスリカ。
繁殖のために集団を作るそうで、この集団を蚊柱といいます。
人の頭に近づく原因は、集団を作るための目標物としている、人の息(二酸化炭素)に近づく、などといわれています。
勝手に目標物にしないでほしいですよね。。。
ところで、天気のことわざで「蚊柱立てば雨」というものがあります。
蚊の産卵には水が必要になるのですが、蚊は雨が降って水たまりができることを察知して、繁殖活動をしているようです。
実は蚊は気象予報士だったのですね。
人間が作った天気予報と蚊の天気予報、どちらが当たるか夏の自由研究にしても面白いですね。
執筆者:GYO