天なびコラム
第4710話
2013年09月19日
レーダー
豪雨や突風による災害が頻発する昨今、雨雲の様子を把握できる気象レーダーの情報は、防災上欠かすことのできないものになっています。
レーダーは、電磁波を対象物に照射し、その反射波を分析して対象物までの距離や動きを観測する装置で、元々軍事用途で生まれた技術ですが、現在では様々なところで使われています。
例えば、空港の航空機監視レーダーや、
船舶の航行用レーダー、
魚群探知機、
警察の速度違反取締用装置、
球速を測るスピードガン、
など挙げれば切りがありません。
しかし、最近注目されているのは、自動車に搭載されたレーダーではないでしょうか。
車載レーダーによって障害物を感知し、衝突回避や自動ブレーキなどの補助操作を行う機能を持つ車種が増えてきました。
今はまだ一部の車種にしか搭載されていませんが、数年後には、この機能が付いているのが当たり前になるかもしれませんね。
執筆者:エトオ