天なびコラム
第4738話
2013年10月17日
ツルムラサキ
先日「ツルムラサキ」という野菜を食べました。
私にとっては初めての野菜だったのですが、ツルムラサキの入った袋には「ツルムラサキでスタミナをつけましょう」と調理例と合わせて書いてあったので、つい手が伸びてしまいました。
家に帰って、袋にあった通り、軽くゆがいて辛子醤油で和えてみました。ホウレンソウよりも香りが強く、歯ごたえもあり、モロヘイヤのようにとろみがあります。とろみのある食べ物好きな私にとってはとても美味しい野菜の新発見となりました。
さて、この「ツルムラサキ」、袋の言葉によればスタミナを付けるのに最適な野菜となりますが、どのような栄養素が含まれているのでしょう。気になって、調べてみました。
ツルムラサキは熱帯アジア原産のつる植物で、原種は薄紫色の茎をしているそうです(お店のは緑色でした)。
ビタミンC、カロチン、鉄分、カルシウムなどの栄養素が含まれています。カルシウムはホウレンソウの約4 倍多く含まれているそうです。
私がツルムラサキを初めて見たのは最近のことでしたので、ツルムラサキは秋野菜かなと思ったのですが、夏野菜だそうです。カリウムも多く、夏バテ防止に役立ちます。
調べた結果や、先日の辛子和えで御飯がとても進んだことを考えますと、確かにツルムラサキでスタミナが付くような気がしました。今年は旬を過ぎてしまいましたが、新しく見つけたこの野菜を来年の夏の楽しみにしたいと思います。
執筆者:熊