天なびコラム

第4768話

2013年11月16日

里芋のおやつ

先日、里芋をたくさん食べました。私は芋類の中でも、特に里芋が大好きです。

里芋は秋と冬が旬で、独特な香りと粘りがあり、とても美味しいです。里芋の歴史は古く、縄文時代には食べられていたとか。秋のお月見に供える団子は、里芋を模したものとも言われています。

里芋の食べ方には、煮物、田楽、豚汁などがあり、私の実家ではおでんに入れたりもします。

そして、色々ある里芋の食べ方の中でも、私がお勧めする食べ方は、なんと言っても「小芋をゆがいて塩で食べる」です。

小芋とは、大きな里芋の周りに付いた小さな芋のことを指します。里芋を収穫すると小芋がけっこう採れます。

この小芋を洗って、ゆがいて、塩を付けて食べます。ゆがくだけですが、里芋そのものの香りと味がしっかり残っていて、とても美味です。

作り方も簡単で、水の時から小芋を鍋に入れて火にかけるだけ。串がささるようになったらできあがりです。

ゆがきたての小芋は、手で軽くつまむだけで皮が簡単に剥け、白く、つややかな小芋の実が出てきます。これを塩に触れるように少しだけ付けます。皮を剥く際は火傷に注意して下さいね。

一度食べ始めると手が止まらない感じでどんどん進み、あっという間にざるいっぱいの小芋が無くなってしまいます。この食べ方、食事ではなく「おやつ」としてもお勧めです。

是非試してみてください。


執筆者:熊