天なびコラム

第4771話

2013年11月19日

情報伝達

先日「コミュニケーション」がテーマの研修会に参加したのですが、その中でいかに言葉で情報を伝えることが難しいかを、改めて感じることがありました。

具体的には参加者が5〜6名でグループをつくり、その中で代表者1人が伝え役、残りの方が聞き役で、A4用紙に描かれた丸や三角、四角といった図形を時間制限3分の間に口頭だけで伝えるというものでした。
その間は聞き役同士が見比べたり、聞き役が書いている図形を伝え役が覗き見ることや、双方が質問することは一切禁止です。

私のグループの答え合わせの結果は、図形の大きさや配置がまちまちで、さらにはA4用紙の向きが人によって縦横がバラバラだったりもしました。
伝え役はいかに的確に情報を伝え、聞き役も情報を聞き取る姿勢が大切で、双方が務めなければコミュニケーションは成立しないという結論で研修会は終了した次第です。

さて、私たちの日常でも意味の取り違えや誤解など、よくあることですよね。
しかし、気象災害が発生するおそれがある場合に、いかに迅速かつ的確に情報を伝えるか、情報伝達に携わる者としてさらなる努力や客観的な視点が必要であると感じた時間でありました。


執筆者:Shin