天なびコラム

第4775話

2013年11月23日

雪虫は初雪のたより?

みなさんは雪虫をご存知ですか?白いふわふわのついた、少し青っぽくて小さい虫のことです。

正式な名前は「トドノネオオワタムシ」など。アブラムシの仲間で、タマワタムシ科のアブラムシは全て雪虫と呼ぶそうです。地域によっては「ゆきんこ」「シロバンバ」などとも呼ばれます。

北海道では、この雪虫が飛び始めると初雪が近いと言われています。調べてみると、今年北海道で雪虫が飛び始めたのは10月8日前後だったようですが、帯広では10月16日に初雪が観測されています。約1週間後に初雪となっているのですね!

雪虫と初雪の関係は解明されていませんが、北海道では「雪の妖精」と呼ばれる虫ですから、初雪のタイミングを感じ取って飛んでいるのかもしれませんね。

私の東北の地元でも雪虫が飛び始めるともうすぐ初雪というイメージがありました。もしかしたら北海道以外の地域でも雪虫と初雪の関係について同じことが言えるのかも?と思っています。

みなさんは今年雪虫を見ましたか?どこでいつ頃見たか覚えていますか?

雪虫を見た日から初雪までの日数を数えていったら、面白い結果が出そうですね。
ちなみに私は11月15日に京都八坂神社付近で2匹ほど発見しましたよ!

執筆者:味噌