天なびコラム
第4782話
2013年11月30日
結露対策
先日私が愛用していたポータブルナビが壊れてしまい、もう壊れたら買い換えようというくらい古いものだったこともあり、中身のGPSモジュールを取り出してみようと思って分解してみました。
すると、なんと水没判定シールが真っ赤に。一度も雨に当てた事も無いのになんでだろうと思ってたのですが、思い当たるものが結露でした。車から取り外して持ち歩けるため、寒い屋外で使用し、そのまま暖かい車や家の中に持って入ると画面が曇ることがたまにあります。画面だけであれば良いのですが、中にある電子部品も同じように水滴がつくようで、それで回路がショートしてしまっていたのかもしれません。機械の仕様書を見ると使用温度範囲等の所に「但し結露なきこと」と書いてあったのですが、初めて身を持って体験しました。
これからの季節、スマホだけでなく高価なパソコンも持ち歩くことが多いですので、結露で壊すことが無いように対策を考えています。機器を冷やさないこと、急な温度差を作らないことが重要なようですので、手を温めるためのカイロを建物の中に入る数分前からハンカチにくるんで鞄の中に入れ、機器を冷やさないようにしています。また、急に温度変化を与えることがないよう、分厚く気密性の高いケースに入れて、急ぎの用がなければすぐに外に出さないようにしています。
機械だけでなく、家でも窓ガラスが結露して壁紙が濡れたりしますが、これも放っておくとカビの元になったりするようです。ただ対策と言ってあまり乾燥させすぎると風邪の原因になったり健康にも悪いですので、今のところこまめに拭き取るしか無いようですし、これもこまめに掃除をする良い機会と思って雑巾でせっせと拭くようにしています。
夏の暑さでパソコンが壊れやすいという人もいらっしゃいますが、これからの季節は結露も色々なものに影響を与えますので、皆さんも特に水に弱いものには気をつけてくださいね。
執筆者:伝書鳩