天なびコラム
第4792話
2013年12月10日
感染性胃腸炎
感染性胃腸炎が大流行の兆しを見せています。東京都では流行警報基準を超えたとの発表がありました。
原因となるウィルスには、近年よく耳にする「ノロウィルス」「ロタウィルス」などがあります。
これらのウィルスは感染力がかなり強く、学校や幼稚園などで集団感染しやすいです。2次感染をいかに防ぐかが重要となってきます。
嘔吐物や下痢便は大量のウィルスが含まれており、10個程度の少数のウィルスで感染してしまうため、うまく処理する必要があります。
ということは私も知っていたので、マスクをしてウィルスを吸い込まないようにするだけかと思っていたら、全然足りていませんでした。
■処理方法
@マスクのほか、手袋、エプロン、ゴーグルを着用。
A消毒液(0.1%次亜塩素酸ナトリウム)を浸したペーパータオルや雑巾で拭き取り、拭き取った雑巾等はビニル袋に入れて密封して捨てる。
Bふき取った後の床は、消毒液を染み込ませ、10分後に水拭きをする。
(嘔吐物は3m程飛び散ることがあるので広範囲に消毒する)
消毒液の0.1%次亜塩素酸ナトリウムは、500mlのペットボトルと家庭用塩素系漂白剤から作ることができます。
漂白剤10ml(ペットボトルのキャップ2杯分)と500mlの水を混ぜるだけと意外に簡単です。
感染性胃腸炎のほか、冬にはインフルエンザも流行しやすいですが、少しでも2次感染を防ぎたいですね。
執筆者:GYO