天なびコラム
第4798話
2013年12月16日
日の出・日の入り時刻
次の日曜日、22日は冬至となります。冬至は、1年で最も日の出から日の入りまでの時間が短い日です。
ところが、毎日の日の出・日の入り時刻を眺めていますと、少し面白いことに気が付きます。
日の出時刻は冬至に最も遅いのではなく、また、日の入り時刻も冬至に最も早くありません。
日の出・日の入りの時刻について、国立天文台の暦によれば、日本気象のある大阪市浪速区では、
日の出時刻が最も遅い日 :2014年 1月 5日〜 1月10日 (07:06)
日の入り時刻が最も早い日:2013年11月30日〜12月10日 (16:47)
となります。
これは、南中時の太陽の高さが季節によって変化するだけでなく、空を動く太陽の速度も季節によって変化するために起こるそうです。
今は冬至の前ですが、すでに日の入り時刻は遅くなり始めているのですね。
寒さが厳しく、太陽の温もりや明るさが恋しいこの季節。
夕方の明るい時間がこれから少しずつ長くなるということが、何だか嬉しい気のする今日このごろです。
執筆者:熊