天なびコラム
第4808話
2013年12月26日
かじけ猫
12月も下旬。クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬を感じます。
ところで、「かじけ猫」といった言葉をご存知ですか。わかりやすくいえば「かじかむ猫」です。
寒さを嫌う猫は、日向でじっとしていたり、「コタツで丸くなったり」することが多いです。そんな冬の猫たちを「かじけ猫」といいます。「かじかむ」は手足が冷え切って思うように動かない様子を表しますが、かじけ猫は「かじかむのを避けて暖をとる猫」の意味になります。
寒さを嫌うのは猫だけではありません。私たちも同じです。たとえば年末の大掃除。そのときは窓も開けますし、拭き掃除など水仕事も増えます。寒い日は辛いので、つい避けたくなります。「えいっ」とはじめるまでがひと苦労。だから年末年始の休みにもコタツや布団で丸くなり、とくに何もせずに過ごしてしまうことも・・・。そう、「かじけ人」になってしまいます。
私も寒さは苦手。家にいるときは、よく「かじけ人」になっていますが、何もせずに過ごすのもなんだか後味がよくありません。だから気合を入れて年末の大掃除や町内会の夜回りをこなそうと思います。
執筆者:西