天なびコラム
第5005話
2014年07月11日
高校球児の夏
今年も高校野球で日本中が熱くなる季節がやってきました。
すでに熱戦が繰り広げられている予選地区もありますが、今週の後半から週末にかけて開会式を迎える地域が多いようです。
私が住む地域も後者のひとつなので、土日は時間を作って近くの球場に足を運ぼうかと考えています。
天気に関わる仕事をしている関係か、気象条件がスポーツに与える影響を改めて意識します。
野球に関して代表的なことは、まずは風によって守備位置をシフトすることでしょうか。
他にも太陽が視界の邪魔をしないように意識が必要ですし、投手によっては湿度によって配球の土台を考えることもあると言います。
挙げ始めたら尽きることがなく、スポーツ科学の一角として確立できないかとさえ思えてきます。
野球の中身だけでなく、悪天候の際に大会の日程に影響が出ることも忘れられません。
日程が大幅に変更となると、遠征する学校は連泊によって体調管理が難しくなることもあると聞きます。
また、試合開始後の降雨のために試合成立・不成立がドラマを呼ぶこともよく耳にします。
勝ち負けという結果が出てしまうのは避けられませんが、万全の状態で悔いのない戦いをしてもらいたい。
決まり文句のような思いが年々強くなっていくのは、私もグラウンドに立てる機会が減ってきているからなのかもしれません。
執筆者:えのきー