天なびコラム

第5007話

2014年07月13日

見えない時差

暑い日が続いてますね。毎年のことですが、未だに慣れません。
そして私の飼っているプードルにとっては初めての夏。
以前よりも口を開けている時間が長くなりましたが、共に頑張って夏を乗り切りたいです。

さて今日7月13日は「日本標準時 制定記念日」。
国が1886年(明治19年)に、東経135度線を日本時間の基準として定めたことを記念する日です。
日本全国どこでも時間が同じなのは当たり前のことだと思いがちですが、わずか100年ちょっと前までは違ってたんですね。

江戸時代までは地方によって時刻が異なっていたり、明治時代に入ってからも気象台は京都の時刻を、電報の通信や配達などを行う電信局では東京の時刻を使用したりと、それはもうばらばらだったそうです。

技術が進歩し、人やものの行き来が盛んになる中で、それでは不便だということで一つに決められたわけですが、日本国内で場所ごとに時間がまちまちだった頃のことなど、私には全く想像がつきません。

ただ、時間を人の手で一つに決めた今でも、“時間のずれを感じさせるもの”はたくさんあるのではないでしょうか。
日の出や日の入りなどはよくある例ですが、他にも何か、普段の生活の中で自分なりの発見ができれば、新鮮な気分になれるかもしれませんね。


執筆者:tatu