天なびコラム

第5008話

2014年07月14日

ハザードマップ

しとしとと降る雨は、時には情緒が感じられて良いものですが、雨はがけ崩れや冠水、河川の氾濫などを引き起こす、とても大きな力を持っています。
自分の住んでいる地域で土砂災害警戒情報が発表されたけれど、どうしていいか分からなかった‥などという方も意外と多いのではないかと思います。
土砂災害警戒情報は、大雨によって土石流やがけ崩れなどの土砂災害が発生する危険が高まったときに発表されます。
指定河川洪水予報は、河川の増水やはん濫などの危険度のレベルに応じて発表されます。
これらの情報が出されたら、市町村から発表される避難勧告の情報に注意したり、自主避難の参考にして、必要があれば安全な場所に避難が必要です。

自主避難の判断はなかなか難しいものですが、普段からハザードマップに目を通しておくと、いざというときに落ち着いて行動できそうです。
「自分の家はどのくらい危険があるのかな」「どのあたりの斜面に気をつけたらいい?」「いざ避難するときはどこに行けばいい?」といったことが、ハザードマップを見ると分かります。
ハザードマップは、国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できますよ。
梅雨が明ければ本格的な夏がやってきます。突然の大雨には十分気をつけて、楽しい夏をお過ごしくださいね。

執筆者:しま