天なびコラム
第5013話
2014年07月19日
手ぬぐいと風鈴
最近手ぬぐいのお店に行きました。お店には白地に青や緑を使って夏をイメージしたものや、夏祭をモチーフにしたものなど色々なデザインの手ぬぐいがあり、見ているだけでとても楽しかったです。
さらに、和雑貨店にも行きました。お店の中には陶器、ガラス細工、竹細工、木製の工芸品などたくさん置いてあり、こちらも見ているだけで楽しかったです。
その中でも、風鈴は特に面白く、色とりどりのガラスでできた風鈴や、鐘型の風鈴などがあり、音色もそれぞれ異なります。自分の耳に丁度良い音色の物もありました。
手ぬぐいの歴史は古く、木綿の手ぬぐいはとても高貴な物だったそうです。江戸時代に木綿栽培が盛んになってから普及していきました。用途も拭きものとしてだけではなく、神事で身に纏ったりします。また、飾ったりすることで目で楽しむこともできます。
一方、風鈴も江戸時代にガラス製の風鈴がたくさん作られるようになってから普及していったそうです。手作りの風鈴は同じ様な形でも、一つ一つ音が異なり、聞き比べをするととても楽しいです。また、風鈴の音色からは涼しさが感じられます。
今回は買い物はせず見るだけにしましたが、エアコンに頼るだけでなく、涼しさをイメージした手ぬぐいを飾ったり、風鈴を吊るしたりするなど、目や耳で涼を感じたり楽しんだりするのも良いかもなと思いました。
執筆者:熊