天なびコラム
第5039話
2014年08月14日
あつさ対策
生まれてから今月で8か月になる私のプードル。
以前は散歩に連れて行くと、軽やかな足取りで私を引っ張るほど元気だったのですが、最近は早く帰りたがるようになりました。
理由はすぐに想像がつきました。昨年冬に生まれたので、夏の暑さにも、そして地面の熱さにも慣れていないわけです。
普段私たちは、靴を履(は)いて外を歩くので、気温を気にすることはあっても、地表面の温度にまで注意することはなかなかありません。
しかし靴を履かない動物たちにとっては、地面の温度はとても重要になってきます。
ある観測調査によると、夏場、炎天下でのコンクリートの温度は、昼過ぎをピークに60度近くまで上がるそうです。
私たちが強い日差しの下で砂浜を歩く時、足がちりちりになる、そういった状態でしょうか。
少しの間だけならまだしも、長時間にわたるペットの散歩の場合には、それなりの対策が必要になります。
またこれはペットだけでなく、人にも言えることです。
例えば、ベビーカーに乗っている小さな子どもは、地面の近くを進み、大人よりも地表からの熱を受けています。
なので、ベビーカーを使う時は、子どもの様子にも気を配りたいところです。
日陰をうまく利用する、こまめに水分をとる、日が暮れてから散歩させるなど、いろいろな方法があると思いますが、「暑さ」と「熱さ」の両方に気を付けながら、健康に夏を乗り切りたいですね。
執筆者:tatu