天なびコラム

第5057話

2014年09月01日

二百十日

今日は、雑節で二百十日(にひゃくとおか)です。
雑節とは、季節の移り変わりの目安となる暦日のことで、二百十日の他にも、節分、彼岸、八十八夜、土用など全部で9つあります。
二十四節気が中国の気候を元に名づけられたものであるのに対し、雑節は、日本の風土に基づいたものです。

そして、今日、二百十日は、立春(2月4日)から数えて210日目にあたり、台風がやってくる厄日とされています。
この時期は、台風による荒天の影響で農作物が被害を受けることが多いため、農家の人たちが警戒する時期の目安にしていたことが二百十日の由来だそうです。

実際はどうなのかということで、台風の日本本土への接近数の平年値を調べてみますと、なるほど、9月は8月と並び1.7個と一年の内で最大となっています。
さて、今日は防災の日でもあります。
台風に限らず、様々な自然災害への備えを、私自身、再確認しておこうと思います。



執筆者:エトオ