天なびコラム

第5074話

2014年09月18日

秋の気温

今年は夏があっけなく終わった感じで、全国的に8月の終わり頃から一気に気温が下がりました。
一日の平均気温でみると、平年の気温より東京で約6℃、大阪で約4℃も低い日があり、9月に入ってもしばらく続いていました。

このまま気温が下がり続けて冬に向かうのか、よく聞かれることがあります。
そこで、過去の東京の秋の気温を折れ線グラフにして見比べてみました。
すると、直近では2009年が今年のように8月の終わり頃から9月の初め頃に気温が低く推移しており、今年の気温の変化パターンと似ていました。

2009年の東京の秋の気温が実際にはどうだったかというと、他の年に比べて気温の変動が大きく、特に10月中旬〜11月下旬にかけて平年値より-5℃〜+4℃の間で変化しており、折れ線グラフがまるでジェットコースターのようにアップダウンを繰り返しながら、緩やかに下降していました。
そもそも秋は前日との気温差や、一日の気温差が大きくなる時期ですが、2009年の東京の秋はより顕著だったということです。

さて、今年の秋の気温の予想を3か月予報でみると、平年並みの所が多い見込みですが、気温の変化までは見通せません。
気温の変化が大きくなると、体調管理などに一層の注意が必要です。日々の予想気温を天なびでチェックして、服装で調節するなどの対策を心がけてくださいね。


執筆者:Shin