天なびコラム

第5094話

2014年10月08日

温泉

涼しくなってきて温泉に入るのが楽しみな季節になってきました。

私は暑がりなので暑い夏はあまり長風呂をせず、温泉にもあまり行かないのですが、気温が下がってくると温泉に入ってのんびりしたくなってきます。

特に露天風呂は熱いお風呂から上がるとひんやりして、冷えたらまたお風呂に入ったりを繰り返すのが気持ちよく、ついつい長居してしまいますね。

このように熱いお風呂に入り、その後水風呂に入ったりして身体を冷やすことを繰り返すのを温冷浴というそうです。冬だと水風呂は辛いためお湯から上がることで身体を冷やしますが、このように30度くらいの温度差を繰り返し行き来することで血流を良くして新陳代謝を良くしたり、疲労回復を早める効果があるようです。

今まで実はこのような効能を知らずにやっていたのですが、ただ一度温まってお風呂を出るよりは、温冷浴を繰り返した後の方が身体の暖かさが長持ちする気がしていました。調べてみると、温冷浴によって体内の血管が太く広がったり狭まったりすることを繰り返し、それがポンプのようになって血流を増加させる効果があるからだそうです。

これからの季節は肩こりをすることも多くなってきそうですので、たまには温泉に入ってちゃんと身体のケアをしてあげたいなと思います。

ちなみに温冷浴ですが、血管が弱い方や、心臓などに疾患があるかたにとっては非常に危険ですので、体調にはくれぐれも気をつけてお試しくださいね。

執筆者:伝書鳩