天なびコラム
第5097話
2014年10月11日
スズメバチに気をつけて
10月に入り、すっかり秋らしくなりました。明日からの三連休は外にお出かけの計画がある方もいらっしゃるでしょう。
さて、野山に出かけるときに気をつけたいのが「スズメバチ」。種類にもよりますが、秋は巣作りの真っ最中。周囲への警戒心が強まるため、攻撃性が増します。
地域にもよりますが、このスズメバチの被害は8〜10月に多く、11月になると活動が弱まり被害が大きく減ります。というのも気温が20℃以下になると活動が弱まるからです。
ところで、この特徴は台風に似ています。台風の発生・日本への接近・上陸が多いのは7〜10月。当然、被害もその時期に集中します。そして台風も寒くなると発生数が減ります。これは海面水温が26〜27℃以下になると活動が弱まってしまうからです。
今月はまだ気温も海面水温も彼らの活動を弱めるまで下がっていません。つまり今は油断ならない季節といえるでしょう。
その証拠に台風(19号)が今、強い勢力を保ったまま日本に近づきつつあります。外出の計画がある方は十分にお気をつけください。ちなみに台風19号の名前は「Vongfong(ヴォンフォン)」。日本語に訳すと「スズメバチ」です。
執筆者:西