天なびコラム
第5109話
2014年10月23日
雷無月
朝晩はぐっと冷え込み、北海道や標高の高い山では雪が降りましたね。冬の足音が少しずつ聞こえてくるようです。
さて、10月も下旬にさしかかりましたが、10月の別名をご存知ですか。
旧暦の10月は「神無月」と呼ばれます。この月に八百万の神様が出雲に集まって、各地から神様がいなくなることからそう呼ばれるようになったという説があります。
また、神無月は雷無月が転じて呼ばれるようになったという説もあります。
確かに太平洋側は夏に比べて雷の数が減りますが、寒冷前線の通過時などは落雷の可能性が高く、日本海側に関しては、むしろこれから雷が多い時期になります。
雷無月で雷の神様も不在の時期ではありますが、雷に対する対策は怠らないようにしないといけませんね。
執筆者:味噌