天なびコラム
第5544話
2016年01月01日
おせち料理
あけましておめでとうございます。2016年もお天気ナビゲータをよろしくお願いいたします。
お正月といえばおせち料理です。
黒豆には無病息災、数の子には子孫繁栄など、料理に意味がこめられているのはよく知られていますが、おせち料理を食べるときに使う祝い箸の意味はご存知ですか。
祝い箸とは、両端が細くなっている八寸(約24cm)の丸い箸です。
幼い頃は手が小さかったため、長さのある祝い箸を使うのには苦戦しました。また形が普通の箸と違うので、何でこの箸で食事をするのだろうと疑問に思っていました。
祝い箸の意味を調べてみると、長さの八寸は末広がりで縁起が良いとされています。また両端が細いのは、片方は人が使い、もう片方は神様が使うとされているからだそうです。
おせち料理はたくさんの思いがこめられた伝統的な料理であることに感心しました。
今年はおせち料理の意味をよく考えながら食事をしようと思います。
執筆者:おた